2006年2月号
定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
30曲収録,47分19秒
販売会社内訳は,
・コロムビアミュージックエンタテインメント 3曲 ↓(5)* ・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 9曲 ←(9) ・エイベックス・クラシックス 1曲 ↓(2) ・BMG JAPAN 7曲 ↑(6) ・ソニーミュージックジャパン 0曲 ←(0) ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 1曲 ←(1) ・東芝EMI 1曲 ←(2) ・オクタヴィア・レコード 5曲 ↓(7) ・キング・レコード 0曲 ↓(1) ・カメラータ・トウキョウ 1曲 ←(1) ・フォンテック 1曲 ←(1) ・マイスター・ミュージック 0曲 ↓(3) ・アイヴィ 1曲 ←(1)
*)( )内は前月収録曲数
です。録音方式内訳は,
デジタル録音23曲, ステレオ(アナログマスター)6曲, モノラル(当然,同上?)1曲
という,威容を誇っています。
なお,最長3分0秒はトラック13ピヒラー指揮オーケストラ・アンサンブル金沢のモー ツァルト:ディヴェルティメントと,トラック22ラトル指揮ベルリン・フィルのシューベルト: ザ・グレイトです。
今月の感想 今月も前月に続き,遅いうpとなりました。(TдT 作曲家ではモーツァルトが10曲と最多,後はベートーヴェンが5曲ですが,生誕250周 年のユニヴァーサルの企画が影響したのかと(うち4曲はユニヴァーサルの企画もの)。 編成別では,ピアノ協奏曲は4曲(うち2曲はベトーヴェンの3重協奏曲の同一音源か らの2曲),ピアノソロが5曲(うち1曲はピアノが出来る以前のバッハ)とピアノはあいか わらず多いです。でも交響曲も8曲(うち1曲はオルガン編曲版)と,頑張っています。
*メリケンのソニーBMGがウイルス(rootkit?)入りCD出して,しかも開き直ったり して醜いので,当面,ソニーBMG関係は批評の対象外とします。(`・ω・´)シャキーン (↑ただ単に聞いて書くのが面倒なので,楽したいだけ。気が変わるかもしれません。)
今月のHanszackの推薦
トラック3 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番〜第1楽章 冒頭 ペトル・メッシェレウル(vn)ヤルミラ・コジェルコヴァー(p) <録音:1969〜70年>[スプラフォン D COCQ84090]
アナログステレオ全盛期の録音ですが,ヴァイオリンの鼻をつまんだような音, ピアノの打楽器感が良いです。ヴァイオリンの音については,千住真理子さんの 記念イベントを聞いた印象もあり,これを良しとしました。
レコード芸術の録音評90点by三井氏 「1969年12月と1970年1月,プラハのドモヴィナ・スタジオで録音。この年代に録 音されたものは録音評の点数をつけるのに苦心してしまう。鮮度が十分に高い 高音質に聞こえることがあり,経年劣化した音質の低い音に聴こえることもある からだ。これは長い時間悩んだ挙げ句,後者の現在の平均水準に近い点数を つけることにした。ヴァイオリンもピアノも平均水準的な音質だからだ。」(3月号)
だそうです。 評論家って,音よりもカタログスペックから点数にバイアスをかけているのです ね。古くても良いものはあると思うのですが?
今月の???な録音
実はBMGにうるさい音があったのですが,ソニーBMG関係は批評の対象外に していますので,今月は該当ありません。(ーεー)ボソッ
今月のその他諸々
トラック1 フルネ指揮東京都交響楽団のフランク:交響曲,1985年のデジタル録音で,ハイ上 がりでドルビーonでカセットに録音し,ドルビーOffで再生しているような音ですが,元 気があって結構楽しめます。
トラック4 ネトレプコ(s)ビリャソン(T)リッツィ指揮ウィーン・フィルのヴェルディ:椿姫から<乾杯の 歌>2005年8月のライヴ録音ですが,声楽は明瞭,cbのズンと言う響きが良いです。
トラック9 バーンスタイン指揮ウィーン・フィルのモーツアルト交響曲39番ですが,高弦のザワザワ 感が良いです。
トラック13 ピヒラー指揮オーケストラ・アンサンブル・金沢のこれまたモーツアルト:ディヴェルティメント k.136ですが,高弦の透明感があります。
トラック21 クニャーゼフ(vc)オルベリアン指揮モスクワ室内管のチャイコフスキー:ノクターンOp.19-4 ですが,vcの透明感が良好です。
トラック22 ラトル指揮ベルリン・フィルのシューベルト《ザ・グレイト》ですが,木管が良いです。
トラック29 ベルティーニ指揮都響のマラ9第4楽章ですが,弦感が良いです。
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