10月号
 2005年11月号

定価1250円(本体1190円)

音楽の友,ステレオなどでおなじみの,
(株)音楽之友社発行
 

今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。

 27曲収録,59分55秒

販売会社内訳は,

・オクタヴィア・レコード
  4曲
・BMG JAPAN
  4曲
・ワーナー・ミュージック・ジャパン
  2曲
・ソニーミュージックジャパン
  2曲
・東芝EMI
  1曲
・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン,
    デッカ,フィリップス
  9曲
・エイベックス・クラシックス
  1曲
・キング・レコード
  1曲
・カメラータ・トウキョウ
  2曲
・アイヴィ
  1曲

です。録音方式内訳は,

デジタル録音24曲,
ステレオ(アナログマスター)3曲,
モノラル(当然,同上?)0曲

 という,威容を誇っています。

 なお,最長3分33秒はトラック9,10,のオラモ指揮フィンランド放響
のバルトーク:オケコン,岩城宏之指揮オーケストラ・アンサンブル金沢
のシューベルト:《ザ・グレイト》です。

  今月の感想
 今月は27曲中24曲がデジタル録音で,新しいものばかりで変な音の
ものはなかったです。
 ピアノ独奏が6曲から8曲と微増,作曲家では,モーツァルトが5曲と最
多です。

今月のHanszackの推薦

トラック8
ヘンデル:メサイア〜ハレルヤ・コーラス 冒頭
ニコラウス・アルノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス,
アルノルト・シェーンベルク合唱団
 <録音:2004年12月>[DHM  BVCD34030〜31]

 合唱の拡がり,音圧感が良いです。

レコード芸術の録音評

12月号に掲載の予定
 

(2006年1月29日追加)
93点by三井氏
「...距離感が適度で,左右への広がりの大きなオーケストラの各パートが
明瞭に分離。独唱の位置感がはっきりし,それぞれのなめらかな美しい歌唱
を鮮やかに聴きとれ,後方で左右に大きく広がる合唱も豊かな響きをともなっ
て厚みがあり,やわらかな美しい合唱を展開。)以下略」(1月号に掲載)
 

だそうです。

12月号じゃなくて,1月号かよ,しかもウィルス配ったBMG…(´д⊂。三井氏
の評は8月号のラトルのドヴォルザークと点数,文章ともうりふたつですが,やっ
つけ仕事?
 
 
 
 
 

今月の???な録音

トラック15
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番〜第1楽章 冒頭
ヒラリー・ハーン(vn)ナタリー・シュー(p)
 <録音:2004年11月>[G  UCCG1255]

 特に悪くはありませんが,vnの音がこもり気味で,輝きが感じられませ
んでした。マイクが近過ぎるのか,もともとこういう音の楽器かも知れませ
ん。

レコード芸術の録音評93〜95点by神崎氏
「ヴァイオリンもピアノも華やかなサウンドを展開するのが印象的である。
冴え冴えと空間に飛翔する感じのハーンのヴァイオリンが左,右に伴奏
ピアノという定位で,アンサンブル音場はあくまで澄明。いわば現代的な
録音である。(以下略」
 

だそうです。     
 

今月のその他諸々
 
 
 

トラック12
スクリデ(vn)ヘンヒェン指揮C.P.E.バッハ室内管のモーツァルト:vnコンNo.
3ですが,vnの音が自然です。

トラック19
ジュリーニ指揮ロサンジェルス・フィルのブラームス交響曲2番ですが,木管,ホ
ルンなどが良いです。

トラック23
波多野睦美(Ms)他のパーセル:ひとときの音楽ですが,声の透明感が良いです。

トラック24
鳥羽泰子(p)のモーツァルト:ピアノ・ソナタNo.2ですが,残響盛大で,しかも低音
が力強いです。

トラック27
パーサル,レーナー(vc)ほかのボッケリーニ:チェロと通奏低音のためのソナタです
が,リアルな音です。
 
 
 
 
 

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