日本人に生まれて最高ですか〜〜〜???
12年10月28日,横浜新港埠頭で,輸送艦「おおすみ」(JDS OHSUMI)を見学しました.実は,平成12年度観艦式に応募して,応募ハガキ数123,288枚,当選倍率(平均)7.4倍の中,あえなく落選しました.近所で,艦艇一般公開をしているとのことで,行ってきました. 自衛隊というと,弱い軍隊(失礼)の代名詞のように思っていました.だって,帝国海軍は,当時,世界3大海軍の一角と言われ,空母6隻から350機の艦上機を発進させ(もちろん世界初),世界最大の46サンチ砲搭載の,「大和」型戦艦(戦後,進駐した,アメリカ合衆国戦略爆撃調査団は,大和型が,46サンチ砲を搭載していたのを初めて知り,我々が大和を作れといわれれば,船体は自信があるが,砲塔は自信がないと言った)を建造し,零式艦上戦闘機は,あらゆる連合国戦闘機の性能を上まわり(ただし,高空での上昇力はP−38に劣った),ゼロと雷に遭遇したら,逃げても敵前逃亡罪にしない,と通達が出たくらい,傑出していたし,ソロモン海の夜戦で,猛威を振るった93式酸素魚雷は,連合国の10年先を行っていたのです.それに比べて,護衛艦は,排水量だけで見れば,帝国海軍の駆逐艦か,軽巡程度しかないのです.つい最近まで,大正時代に竣工した,あのみすぼらしい5,500t級軽巡を,下まわっていました. しかし,同じ敗戦国のドイツなどと比べると,はるかにすばらしい伝統を,受け継いでいます.まず,艦尾に掲げられた「自衛艦旗」は,明らかに帝国海軍の「軍艦旗」と同じ「旭日旗」です.
ドイツでは,法律でナチスが禁止されているそうで,唯一,飛行可能な「Bf109」でも,垂直尾翼にあのマークが描かれていません.H社のキットの箱絵にも,描かれていません.ドイツに輸出するためでしょうか,でも,デカールは入っています.ちなみに,N社は,ドイツに輸出していないのか,箱絵にきっちり「卍」を裏返しにした,マークを描いています.スケールモデルは,史実に対する忠実度が身上ですので,後者が正しいと思うのですが? また,「おおすみ」の休憩室(食堂)では,自衛艦旗の掲揚シーンを,ビデオで上映していました.ラッパで吹奏されている音楽は,帝国海軍時代と同じ「君が代」でした. すなわち,模型に関しては,日本人は大変幸せな環境にあり,たとえ,横須賀に行っても,かつて陸奥や,翔鶴,信濃が竣工したドックに,米国第7艦隊が陣取っていても,海上自衛隊は,立派に帝国海軍の伝統を受け継いでいるのです.
ナチテストをする
BGMは,0800に軍艦旗掲揚のときに
吹奏される,らっぱ版「君が代」を,変ホ
長調でカノン風にして,R.WAGNERの楽劇
「ラインの黄金」前奏曲風にしてみました.
意外と,よくマッチしているとおもいません
か? 原曲のオリジナル性を著しく損ねて
いるとはおもいませんが,著作権法上問
題があれば,削除いたします.(+_+)