2006年10月号〜12月号 定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月号の付録CDの概要は,上の付録の裏表紙のとおりです。
今月の感想 ご無沙汰です。まとめて3ヶ月分,しかも収録曲一覧は裏表紙のスキャンで手抜きです。(TдT
*メリケンのソニーBMGがウイルス(rootkit?)入りCD出して,しかも開き直ったり して醜いので,当面,ソニーBMG関係は批評の対象外とします。(`・ω・´)シャキーン (↑ただ単に聞いて書くのが面倒なので,楽したいだけ。気が変わるかもしれません。)
今期(10月〜12月)のHanszackの推薦
10月号トラック2 ブラームス:交響曲第3番〜第2楽章 冒頭 岩城宏之指揮オーケストラ・アンサンブル金沢 <録音:2006年 3月(ライヴ)>[ワーナー・クラシックス D WPCS11925]
9月と同じワーナーのライヴ録音,番号も1番違いで恐縮ですが,低域が飽和気味ながらも音圧感が良好です。 岩城さんへの追悼の意も込めて推薦としました。
レコード芸術の録音評90〜93点by三井氏 「...このCDの録音メンバー表によると,50名で録音されている。大編成のような厚みはないが, 編成が比較的小さいため透明度が高く,色彩感の美しい各パートの解像度の高いサウンドを展開。」
だそうです。
11月号トラック29 バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第2番 冒頭 (「高橋敦(tp)/エア(トランペット作品集)」より) 高橋 敦(tp)東京都交響楽団のメンバーによるアンサンブル <録音:2006年6月>[マイスター・ミュージック D MM1212]
マイスター・ミュージック特有の濃い音です。演奏も古楽器派とは違い,せかせかしていないところが良いです。
レコード芸術の録音評90〜93点by神崎氏 「...《ブランデンブルグ協奏曲》でのアンサンブル音場の自然な展開もワン・ポイント録音ならでは。(以下略」
12月号トラック22 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番〜第3楽章 冒頭 ヒラリー・ハーン(vn)大植英次指揮スウェーデン放送交響楽団 <録音:2005年10月>[グラモフォン D UCCG1333]
メージャーレーベルのメジャー録音ですが,グランカッサ?の低音が良いです。vnもまあまあです。
レコード芸術の録音評93点by三井氏 「...その美しい音色が中央にくっきりと定位し,色彩感の豊かなオーケストラが後方に広がるすばらしい仕上がり。」
今期(10月〜12月)の???な録音
12月号トラック26,27 ロッシーニ:歌劇《マティルデ・ディ・シャブラン》〜<裏切りは明らかです>中間部,<幾百の,多くの焦燥により>冒頭 リッカルド・フリッツァ指揮ガリシア交響楽団,ファン・ディエゴ・フローレス(T),他 <録音:2004年8月(ライヴ)>[デッカ D UCCD1171〜3]
声が平面的で,しかもヘタです。
レコード芸術の録音評90点by石田氏 「...生っぽく自然だが,レコーディング・セッションではないため,音質優先というものではない。」
今期(10月〜12月)のその他諸々
10月号トラック7 マーツァル指揮チェコフィルのノーヴァーク:スロヴァキア組曲からですが,中低域が充実しています。
10月号トラック18 チャンユン(vn)ほかのパガニーニ:《うつろな心》による変奏曲ですが,銭湯の中のような残響盛大です。
10月号トラッ25 インダーミューレ(ob)ほかのルブラン:オーボエ協奏曲ですが,オケの残響感良です。
11月号トラック1 アリスタ・トリオのモーツァルト:ピアノ三重奏曲ホ長調からですが,明るく透明で,vnの音像も明確です。
11月号トラック15 ブリテン指揮イギリス室内管のブランデンブルグ5番ですが,古楽器ではなく,小生にはなつかしい音で,ほっとします。 1968年の録音です。
12月号トラック11 田部京子(p)のグリーグ:抒情小曲集からですが,カッティングレヴェルが低すぎるような。こういった各種混成CD だと確実に損をするかと。レコ芸の陰謀?
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