2006年7月号
定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
36曲収録,57分28秒
販売会社内訳は,
・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 9曲 ←(9)* ・エイベックス・クラシックス 1曲 ←(1) ・BMG JAPAN 10曲 ↑(7) ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 1曲 ↓(2) ・ソニーミュージックジャパン 1曲 ↓(2) ・コロムビアミュージックエンタテインメント 5曲 ↑(2) ・東芝EMI 1曲 ↓(2) ・オクタヴィア・レコード 2曲 ↓(3) ・キング・レコード 0曲 ↓(1) ・カメラータ・トウキョウ 2曲 ←(2) ・フォンテック 0曲 ←(0) ・マイスター・ミュージック 3曲 ↑(0) ・ナミ・レコード 0曲 ←(0) ・アイヴィ 1曲 ←(1)
*)( )内は前月収録曲数
です。録音方式内訳は,
デジタル録音29曲, ステレオ(アナログマスター)7曲, モノラル(当然,同上?)0曲
という,威容を誇っています。
なお,最長3分00秒はトラック28、バレンボイム(p)ほかのモーツァルト:ピアノ三重奏曲 変ホ長調K.502 です。
今月の感想 今月も前月に続き,遅いうpとなりました。(TдT 作曲家ではモーツァルトが8曲から5曲と減,ワーグナーが5曲と健闘,バッハが高橋悠治のシンセサイザー等 が5曲エントリーしたりして8曲と最多です。 編成別では,歌劇が10曲(楽劇5曲含む)と交響曲と並んで最多です。ピアノは協奏曲1曲,ソロ3曲(ピアノ以前 のバッハ1曲含む)と激減。 レーベル別では批評対象外?のBMGが大量10曲エントリーしていますが,トラック19レヴァインのドヴォ9の19秒 など,20秒前後の短さです。
*メリケンのソニーBMGがウイルス(rootkit?)入りCD出して,しかも開き直ったり して醜いので,当面,ソニーBMG関係は批評の対象外とします。(`・ω・´)シャキーン (↑ただ単に聞いて書くのが面倒なので,楽したいだけ。気が変わるかもしれません。)
今月のHanszackの推薦
トラック29 ベートヴェン:交響曲第9番《合唱》〜第2楽章 冒頭 飯森範親指揮ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団 <録音:2006年 1月>[Exton D OVCL400239]
ティンパニがどかんと大音量で気持ちいいですぅ。
レコード芸術の録音評90点by相澤氏 「...オーケストラのトーンにもドイツのローカル色が濃いが,それをサウンドがむしろ助長 していて,こうした傾向を好む向きに推薦。ティンパニなど低音の立ち上がりがやや鈍いが, それも持ち味のうち。(以下略」
だそうです。
今月の???な録音
今月は該当有りません。
今月のその他諸々
トラック6,7 話題の1955年バイロイトの世界初ステレオ録音のカイルベルト指揮ジークフリートで,輸入盤 を購入済ですが,頭出しが面倒くさくて比較はしていません。低音は舞台のノイズを含め,スペ アナが振り切れるくらい豊かです。録音とは関係ないけど,カイルベルトの指揮は堂々と立派 なのに対し,ヴィントガッセンの調子っ外れ大根役者ぶりが好みではないです。
トラック21 バレンボイム指揮ベルリン国立管のライヴ録音,マラ7《夜の歌》から第4楽章冒頭ですが,残 響が良好です。スペアナで見ると16Hzがふわふわと出ます。暗騒音をカットしていないのが良 いのではないでしょうか。でも,製品盤はカットしているかも知れません。
トラッ23 高橋悠治のエレクトリック・ピアノによるバッハ:クラヴィーア協奏曲第4番から第2楽章冒頭です が,しみじみと心に染み込むような音です。
トラック35 渡辺宏(vc)のバッハ:無伴奏チェロ組曲第6番から冒頭ですが,マイスターミュージックお得意 の異様に濃い音です。
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