2004年3月号

特別定価1250円(本体1190円)

音楽の友,ステレオなどでおなじみの,
(株)音楽之友社発行
 

 随分遅いアップとなりました。現在,ホームページ
の引っ越し作業中です。プロバイダから退去命令が
来てしまいました。(ーεー)ボソッ

今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。

 27曲収録,58分8秒

販売会社内訳は,

・コロムビアミュージックエンタテインメント
  3曲
・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン,
    デッカ,フィリップス
  9曲
・エイベックス・クラシックス
  1曲
・オクタヴィア・レコード
  3曲
・BMGファンハウス
  5曲
・ワーナー・ミュージック・ジャパン
  1曲
・ソニー・ミュージック・ジャパン
  1曲
・東芝EMI
  2曲
・カメラータ・トウキョウ
  1曲
・アイヴィ
  1曲

です。録音方式内訳は,

デジタル録音25曲,
ステレオ(アナログマスター)2曲,
モノラル(当然,同上?)0曲

 という,威容を誇っています。
 
 

今月のHanszackの推薦

トラック10
ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》〜<パゴタの女王レドネット>終結部
 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
 <録音:1976年4月>[G  UCCG3608]
 

 今月号も,どれも優秀録音で,迷いました。今月はジュ
リーニが6曲も入っていますが,この録音だけ突出してい
ました。曲が曲だけに,録音にリキ入っていたのかも知れ
ません。残響が美しく,力強くしかも鮮明な音です。アナロ
グ録音末期の,完成度の高い次期のものかと思います。

レコード芸術の録音評87点 

だそうです。
 
 

今月の???な録音

トラック22
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番《ワルトシュタイン》〜第1楽章 冒頭
ゲオルク・フリードリッヒ・シェンク(p)
 <録音:2003年1月>[WC  WPCS212253]
 

 これは録音も演奏もおかしいです。がたがたいう汚い
連打,落ち着かないテンポ,小生の耳には合いません。

レコード芸術の録音評90点by石田氏
 「...響き感をたっぷり取り込んで空間表現が
たいへんに美しい。...楽器本来の持つ生の余
韻感やこまやかな動きが若干見えにくくなるようだ。
大型システムでやや大きめの音量で聴けば効果
的だ。」

だそうです。
 

今月のその他諸々

トラック1,2
広瀬悦子(p)の魔王その他ですが,迫力あるピアノです。

トラッ6
カラヤン指揮ウィーン・フィルのJ.シュトラウスのライヴですが,低音打楽器が
立ち上がりダンピングとも効いていて,気持ちいいです。先月もカラヤンを取り
上げたので,今月は外しましたが,これを一押ししても良いぐらいです。
 

トラック13
有田正広(fl)有田千代子(p)のアンデルセンという作曲家の作品ですが,オフ
気味のピアノとフルートが,コンサート会場で聞くようなきれいな音です。
 

ラック14
ソンデツキ指揮リトアニア室内管の,グリーグ《ホルベアの時代より》ですが,
高弦が美しく,残響もきれいです。

ラック17〜18
アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのハイドン《天地創造》
のライヴ録音ですが,オケ,声共に力強く充実した録音です。
 
 
 
 

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