2004年12月号
定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
38曲収録,66分04秒
販売会社内訳は,
・ソニーミュージックジャパンインターナショナル 1曲 ・東芝EMI 2曲 ・コロムビアミュージックエンタテインメント 4曲 ・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 9曲 ・エイベックス・クラシックス 2曲 ・オクタヴィア・レコード 2曲 ・BMGファンハウス 6曲 ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 5曲
・徳間ジャパン 1曲 ・ビクターエンタテインメント 1曲 ・カメラータ・トウキョウ 1曲 ・マイスターミュージック 3曲 ・アイヴィ 1曲
です。録音方式内訳は,
デジタル録音28曲, ステレオ(アナログマスター)4曲, モノラル(当然,同上?)6曲
という,威容を誇っています。
今月のHanszackの推薦
トラック3 フランク:パニス・アンジェリスク 冒頭 ケンブリッジ・キングス・カレッジ少年聖歌隊 <録音:2004年3月>[EMI D TOCE55691]
これは合唱の残響が豊かで,ヴォリュームをいくら上げても うるさくない,癒し系の録音です。伴奏にオルガンも入っていて, 優秀録音で有名なプレプリウスのカンターテ・ドミノを意識した ような音ですъ(*`ー゚) 。
コード芸術の録音評
1月号に載る予定
(2005年3月7日追加) 2月号のCD&ビデオ一覧のp49その他に載っていますが, 録音評はなしですヽ(`Д´)ノ
だそうです。
今月の???な録音
トラック34 フンメル:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.87〜第1楽章 冒頭 ウィーン・ピアノ五重奏団 <録音:2004年5月>[Cam D CMCD28055]
これはオーディオ的には優秀録音かもしれません。聞いて いて気持ちがいいです。コントラバスが突出して大音量で入っ ています。こういう音好きですが,現実の音としてあり得るの でしょうか?どういったマイクセッティングなのでしょうか? これがレコード芸術なのですね,井阪さん(゚εー)ボソッ
レコード芸術の録音評90〜93点by三井氏 「...そのピアノが美しい響きをともなって広げる,肉づきがよく, つやっぽい1音1音が美しく,コントラバスのずしりと重い低音も, オーディオ的な快感を聴かせてくれる。(以下略」
今月のその他諸々
トラック4 フライシャー(p)のバッハ:主よ,人の望みの喜びよですが,残響たっぷりで, トラック3と同様にヴォリュームをいくら上げてもうるさくない,癒し系の録音で す。
トラック5 1963年録音のアンチェル指揮チェコフィルのヤナーチェク:シンフォニエッタで すが,明るく輝かしい音色です。
トラック9 先日お亡くなりになったカリスマ,カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルが 1975年録音したベト5ですが,SACD盤持っていますので比較しました。2ch では,レコ芸付録のほうが6dB位カッティングレベルが高く,音量合わせるの に苦労しましたが,迫力のCD,繊細さのSACDと言った所でしょうか,そんな に違いは無いような気がしました。ただしマルチchでは,別世界です。高弦や 木管の残響美しく,ちょっと非現実的かも知れませんが,誰が聞いても良い音 と言えるような,わかりやすさです。わが家はグライコをスペアナ代わりにして いて32kHまでスケールあるのですが,SACDの高域ノイズ凄いです。テレビ のステレオ音声入力した時と同じで,32kHにノイズ出っぱなしで,ステレオ誌 の三井氏の記事読んでなかったら,修理に出すところでした。SACDやDVD −AUDIOの高域に対応するためといった歌い文句に釣られて,スーパーツイ ータ15万円も出して,買ってしまいましたが,SACDの場合,出るのはノイズだ けとは,SACDマンセーの評論家とインチキ広告のスピーカーメーカーを訴えて やりたいです(#・ж・)プンスカプン! 。
トラック17 カレーのお姉さん(おばさん?)中村紘子(p)のバッハ:パルティータですが,これも 残響多めで良いです。
トラック28 エマール(p)ツェートマイアー(vn)ハーゲン(vc)アーノンクール指揮ヨーロッパ室内 管弦楽団のベートーヴェン:三重協奏曲ですが,音に厚みがあります。
トラック38 オールソップ指揮コロラド響のチャイコ4番ですが,第4楽章の冒頭がいきなりグラン カッサの強烈な音で始まり,びっくりします。
レコ芸トップもどる