2004年11月号
定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
35曲収録,70分00秒
販売会社内訳は,
・東芝EMI 1曲 ・コロムビアミュージックエンタテインメント 4曲 ・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 9曲 ・エイベックス・クラシックス 1曲 ・オクタヴィア・レコード 3曲 ・BMGファンハウス 5曲 ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 3曲 ・ソニーミュージックジャパンインターナショナル 1曲 ・徳間ジャパン 1曲 ・フォンテック 1曲 ・カメラータ・トウキョウ 1曲 ・マイスターミュージック 4曲 ・アイヴィ 1曲
です。録音方式内訳は,
デジタル録音31曲, ステレオ(アナログマスター)3曲, モノラル(当然,同上?)1曲
という,威容を誇っています。
今月のHanszackの推薦
トラック21 ロット:交響曲第1番〜第1楽章 冒頭 セバスティアン・ヴァイグレ指揮ミュンヘン放送管弦楽団 <録音:2003年12月>[Arte D BVCE38080]
これは中低域に厚みがあって,音場感も良いと思います。 弱音部も美しいです。なお,ロットと言う人はブルックナーの 弟子でマーラーの同級生で,この作品への冷たい反応に 精神に狂いを生じて,26才の若さで世を去ったそうです(-人-)。
レコード芸術の録音評90点by石田氏 「...非常に優れたバランスの見事な録音だが,小型のシステムや 小音量再生では残念ながらこのよさは味わえない。(以下略」
だそうです。
今月の???な録音
トラック9 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲〜第1楽章 冒頭 アンネ=ゾフィー・ムター(vn)アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 <録音:2003年9月>[G D UCCG1206]
特に悪いわけではありませんが,ソロヴァイオリンが変。使用楽器はガルネリか? ムターと小生の装置(耳?)とは,相性が良くないようです。
レコード芸術の録音評90〜93点by三井氏 「...ヴァイオリンが中央に適度な距離感をおいて大きさが自然な音 像を広げる。(以下略」
今月のその他諸々
トラック4〜5 ノイマン指揮チェコフィルの軽騎兵序曲と,シュトルツ指揮ベルリン響のワルトトイ フェル:女学生ですが,これは続 名曲喫茶のクラシックというアルバムに入って いて,CD購入済です。正規版の方が若干音が鮮明で,中低域に力があります。 カッティングレヴェルが,ちょっと違うだけかもしれませんが?
トラック17 ジークハルト指揮アーネム・フィルのマーラー悲劇的ですが,グランカッサの一撃 は凄いです。
トラック24〜26 吉田恭子のヴァイオリン曲集からですが,今月の付録CD収録曲一覧の裏側カラ ーで,LINNの宣伝に出ています。かわいいお顔だちに反して,豪快な演奏です, 特にトラック25の愛の喜びなど。音は基本的に上品に録れています。
トラック29 飯守泰次郎指揮東京シティフィルのブル6ですが,東京文化会館のライヴ録音だ そうです。9月にこのコンビのローエングリン,同じ東京文化会館で聞いて来ました ので比較すると,金管控えめな音色で,細部のニュアンスまで良く録れていると思 います。あと,意外とテンポ遅いなと思いました。ワーグナーは快速でしたから。
トラック33〜34 平尾雅子(gamb)らの,信長の安土城御前演奏会を再現した古楽ですが,トラック 33は打楽器の衝撃波が良く録れています。トラック34はヴェッキの「知っているん だよ,だれがいい目を見てんのか」という不思議な曲で,2年位前にレコ芸付録CD で波多野睦美さんの演奏聞いて,購入しました。その直後,DVD−Aが出てがっく りしたです。出すんだったら最初から言ってよヽ(`Д´)ノ
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