2004年1月号
特別定価1550円(本体1476円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月は別冊付録レコード・イヤーブック2004 が付いていたりして,特別価格です。
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
37曲収録,70分13秒
販売会社内訳は,
・エイベックス・クラシックス 1曲 ・オクタヴィア・レコード 7曲 ・BMGファンハウス 7曲 ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 3曲 ・ソニー・ミュージック・ジャパン 1曲 ・東芝EMI 4曲 ・コロムビアミュージックエンタテインメント 2曲 ・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 9曲 ・徳間ジャパン 1曲 ・フォンテック 1曲 ・アイヴィー 1曲
です。録音方式内訳は,
デジタル録音29曲, ステレオ(アナログマスター)7曲, モノラル(当然,同上?)1曲
という,威容を誇っています。
今月のHanszackの推薦
トラック17 ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》〜第3楽章 冒頭 ユーディ・メニューイン指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア <録音:1994年6月>[WC D WPCS1174〜8] (本文では11709〜13となっています。 トラック18シューベルトと間違えた?)
今月号は,どれも優秀録音で,迷いました。オーディオ 雑誌(ステレオ?)の優秀録音常連のオクタヴィアも良かっ たですが,ここではノーマーク?のメニューインの第9を 取り上げて見ました。弱音高弦の美しさが他と比べて際 だっています。録音ももちろん優秀なのでしょうが,この 楽団,もともと生の弦の音が良いのではないでしょうか?
レコード芸術の録音評87点by相澤氏 「...《第9》を含めてバランス上の不都合や ノイズなど目立たず,音の条件も水準に達し ている。(以下略)」
だそうです。
今月の???な録音
トラック30 スメタナ:歌劇《売られた花嫁》〜〈道化師の踊り〉 冒頭 (「カラヤン/舞踏への招待」より) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 <録音:1971年1,11月>[G S UCCG3590]
これは悪い録音ではありません。カラヤン&ベルリン・ フィルのDG録音といえば,もやもやの変な録音という 期待?を裏切り,残響過多なれど高弦晴朗,といった 音です。
レコード芸術の録音評87〜90点
今月のその他諸々
トラック27 エマ−ソン弦楽四重奏団のバッハ;フーガの技法ですが,誰が聞いても 優秀録音と言えるのではないでしょうか。残響感が良く,しかも透明感が あります。
トラッ33 ルセ指揮レ・タラン・リリクのラモー;6つのコンセール第1番ですが,透明感 と,コントラバスの唸りが良いです。
トラック37 ガロア(fl,指揮)スウェーデン室内管のモーツァルト;フルート協奏曲第2番 ですが,これはDVD−audio盤を購入しておりますので比較すると,CDでは, 低弦の残響が美しいですが,DVD−aと比較すると,フルート,オケとも平面 的です。DVD−aはマルチチャンネルですし,比較するのはハンディがあり過 ぎますが(´・ω・`)ショボーン
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