2004年10月号
定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
30曲収録,64分25秒
販売会社内訳は,
・コロムビアミュージックエンタテインメント 5曲 ・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 9曲 ・エイベックス・クラシックス 1曲 ・オクタヴィア・レコード 4曲 ・BMGファンハウス 4曲 ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 3曲 ・ソニーミュージックジャパンインターナショナル 1曲 ・東芝EMI 1曲 ・カメラータ・トウキョウ 1曲 ・アイヴィ 1曲
です。録音方式内訳は,
デジタル録音20曲, ステレオ(アナログマスター)8曲, モノラル(当然,同上?)2曲
という,威容を誇っています。
今月のHanszackの推薦
トラック7 ヴィルムス:交響曲第6番〜第3楽章 冒頭 ヴェルナ−・エーハルト指揮コンチェルト・ケルン <録音:2003年2月>[Ar D UCCA1043]
今月号も,どれも優秀録音で,迷いました。これは鮮明で, 音場感も良いと思います。
レコード芸術の録音評90点by石田氏 「...実に骨格のしっかりとした風格のある音だ。残響も豊かだが 特に弦パートは近めのマイクで音像感豊かにくっきりととらえられて いる。(以下略」
だそうです。
今月の???な録音
トラック25 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲〜第3楽章 冒頭 ジュリアン・ラクリン(vn)マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団 <録音:2004年2月>[WC D WPCS11778]
特に悪いわけではありませんが,ソロヴァイオリンが変。
レコード芸術の録音評90点by石田氏 「ヴァイオリンは比較的近い位置からとられ,若干神経質なまでの繊細 感が表現され,細く研ぎ澄まされたシャープな音色と音像を聴かせる。 (以下略」
今月のその他諸々
トラック10 フルベン指揮ベルリン・フィル1947年5月の伝説的?戦後復活コンサートのベト5 ですが,音はかなりよくなっていますが,演奏が完璧かと。テュッティの終わりで, ブルックナーばりに休符にフェルマータかけ,残響を楽しむように,緻密に計算さ れた演奏です。逆に,弱音で始まるところは,はやいテンポであおりまくり,リズム をとる足音(フルベンの足音か,楽員が合わせようと必死にリズムをとっているの か?)聞こえます。
トラック14 マゼール指揮ベルリン放響の水上の音楽からアラ・ホーンパイプですが,高弦が 渋く,金管の残響感も良好です。
トラック20 アファナシエフ(p)スダーン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管のベトPコン4番 すが,低弦のうなりが良いです。
トラック28 デッセー(S)ピド指揮リヨン国立管のドニゼッティ:ランメルムーアのリュシーですが, 声に延びがあります。
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