2004年8月号

定価1250円(本体1190円)

音楽の友,ステレオなどでおなじみの,
(株)音楽之友社発行
 
 
 

今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。

 32曲収録,67分41秒

販売会社内訳は,

・オクタヴィア・レコード
  2曲
・BMGファンハウス
  3曲
・ワーナー・ミュージック・ジャパン
  3曲
・東芝EMI
  3曲
・コロムビアミュージックエンタテインメント
  5曲
・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン,
    デッカ,フィリップス
  9曲
・エイベックス・クラシックス
  2曲
・ビクターエンタテインメント
  1曲
・マイスター・ミュージック
  3曲
・アイヴィ
  1曲

です。録音方式内訳は,

デジタル録音19曲,
ステレオ(アナログマスター)11曲,
モノラル(当然,同上?)2曲

 という,威容を誇っています。
 
 

今月のHanszackの推薦

トラック24
シャブリエ:狂詩曲《スペイン》冒頭
 アタウルフォ・アルヘンタ指揮ロンドン交響楽団
 <録音:1957年1月>[Dec  UCCD3272]
 

 今月号も,どれも優秀録音で,迷いました。これは小生が
生まれる前の1957年のアナログ録音ですが,低弦が豊かで
高域も鮮明な録音です。デッカの全盛期の録音でしょうか,
こんな昔のステレオ初期に,こんな音が録れていたのですね。
録音技術って進歩しているのかな?とっても疑問をいだきた
くなりました。
 
 

レコード芸術の録音評

 87点 

だそうです。
 
 

今月の???な録音

トラック2
ブラームス:ピアノ三重奏曲〜第1楽章 冒頭
なにわトリオ
 <録音:2003年11月>[Exton  OVCL00171]
 

 特に悪いわけではありませんが,vnが濁っています。もともと
こういう音なのかも知れません。ブラームスの書き方が,調性,
vnとvcとの混変調などを含めて,こういう特有な音になるのかな?
 

レコード芸術の録音評87〜90点by相澤氏
「...間接音がやや少なめなためか,音場空間が多少窮屈
な印象がなくはない。(以下略」
 

だそうです。
 

今月のその他諸々

トラック1
バボラーク(hrn)ペトル(p)のバッハ;ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番ですが,
ホルンの音に芯があり,力強い音です。
 

トラック4
アーノンクールのモーツァルト:レクイエム〜涙の日ですが,3周連続の登場です。
BMGリキ入っているのか,巨匠の新譜が録音できない内部事情なのか,多分,
両方でしょう。
 

トラック5
コレギウム・アウレウムのモーツァルト:グラン・パルティータですが,滑らかな音で
す。
 

トラック6
ノラス(p)レヒティン指揮クオピオ響のチャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
ですが,低弦のピチカートが良い感じです。
 

トラック17
クヴァストフ(Bs−Br)ツァイケン(p)のシューベルト:春の想いですが,声がリアル
です。
 

トラック19
ヤンセン(vn)ワーズワース指揮ロイヤル・フィルのサン=サーンス:ハバネラですが,
Cbのピチカートが良いです。

トラック30
東京メトロポリタン・ブラス・クインテットのガーシュイン:シックス ソングですが,チュー
バ?など,低音管楽器の力があります。
 
 
 

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