2003年11月号
定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社発行
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
27曲収録,60分58秒
販売会社内訳は,
・BMGファンハウス 4曲 ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 2曲 ・ソニー・ミュージック・ジャパン 1曲 ・東芝EMI 3曲 ・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 8曲 ・オクタヴィア・レコード 5曲 ・徳間ジャパン 1曲 ・カメラータ・トウキョウ 1曲 ・ビクターエンタテインメント 1曲 ・アイヴィー 1曲
です。録音方式内訳は,
デジタル録音24曲, ステレオ(アナログマスター)0曲, モノラル(当然,同上?)3曲
という,威容を誇っています。
今月のHanszackの推薦
トラック26 ペルゴレージ:スターバト・マーテル〜スターバト・マーテル・ドロローサ 冒頭 (「神田めぐみ/グロリア」より) 神田めぐみ(tb),他 <録音:2003年5月>[V D VICC60361]
今月はDVDプレイヤーを修理に出していたので,遅い アップとなりました。今月号は,どれも優秀録音で,甲乙 付けがたかったですが,クラッシックには珍しいトロンボ ーンソロが2曲ありましたので,女性の方を取り上げまし た(女性に甘い?(TдT)。管楽器特有の音圧感が良い です。伴奏の管弦楽は,古楽器なのでしょうか,音は弱 いですが,ここはトロンボーンソロを聞くべきでしょう。
レコード芸術の録音評90〜93点by三井氏 「...響きが豊かに収録され,第1曲などト ロンボーン・ソロで演奏される曲でも音に厚 みがあり,のびやかで,やわらかく,しかも, その響きがもやもやしないため美しい音色 の細かな表情も明瞭。(以下略)」
だそうです。
今月の???な録音
トラック18 ベルリオーズ:幻想交響曲〜断頭台への行進 冒頭 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 <録音:2003年5月(ライヴ)>[Ph D UCCP1078]
vnがこもりがちです,ほかは悪くありません。ライブの 制約から来るのか,もともとそういう音なのか,私の装 置と耳がおかしいのか,わかりません。
レコード芸術の録音評93〜95点by三井氏 「...この響きのすばらしい名ホールでのラ イヴ録音の経験の豊富さを表すように,ライ ヴのハンディを感じさせないどころか,どの 面からみても完成度の極めて高いライヴ録 音だ。(以下略)」
今月のその他諸々
トラック2 アーノンクール&ウィーン・フィルの「我が祖国」ですが,低音が良好に 録れています,というか,ワーナーから出るはずが移籍問題のごたごた で,販売中止になった,いわくつきCDです。小生は,回収前に購入しま した。今回,めでたくBMGより発売になりました。今後は,アーノンクール の録音はSACDになり,DVD−audioは出ないのヽ(`Д´)ノ ウワァァン!!
トラック7 ペライアのブランデンブルク5番ですが,いにしえの管球アンプのような 柔らかい音です。
トラック16〜17 ショパンのピアコンとヴェルディのシンフォニアですが,16Hzの暗騒音 みたいなものが入っています。特にトラック16はすごいです,低音の迫 力,臨場感が出ます。単音としては聞こえない領域ですが,これをカット すると,ぶ〜〜んという感じが出ないと思います。確か,昨年の9月号の 付録で,安楽真理子のジムノペディで,これと同じような超低域が入って いて,びりびり言うような感じがしてびっくりしました。すかさず正規盤を購 入しましたが,カッティングレヴェルが低く,超低域も一瞬出ただけで,後 はフィルターにかけられたようです,がっかり。オーディオアクセサリー誌 で,江川三郎さんが,このレコ芸付録のジムノペディを聞いておやっと思っ て,正規盤を優秀録音に推薦しておりましたが,ジムノペディ以外をほめ ていました。江川氏は最近,おかしなことばかりやっていて,耳大丈夫な の?と思っていましたが,正確な耳をお持ちのようです,だって,小生と同 じ鋭い感覚をお持ちなのですから(ーεー)ボソッ
トラック21 飯森範親&ヴュルテンベルク・フィルのレスピーギですが,コントラバスの ピツィカートすごいです。
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