2003年9月号

定価1250円(本体1190円)

音楽の友,ステレオなどでおなじみの,
(株)音楽之友社発行

今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。

 30曲収録,64分28秒

販売会社内訳は,

・東芝EMI
  5曲
・コロムビア ミュージック エンタテイメント
  3曲
・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン,
    デッカ,フィリップス
  9曲
・オクタヴィア・レコード
  4曲
・BMGファンハウス
  4曲
・ワーナー・ミュージック・ジャパン
  2曲
・ビクターエンタテインメント
  1曲
・ナミ・レコード
  1曲
・アイヴィー
  1曲

です。録音方式内訳は,

デジタル録音21曲,
ステレオ(アナログマスター)8曲,
モノラル(当然,同上?)1曲

 という,威容を誇っています。
 
 

今月のHanszackの推薦

トラック28
ショパン:チェロ・ソナタ〜第2楽章冒頭
 チョウ・チン(vc)松本和将(p)
 <録音:2003年2,3月>[V  VICC60343]
 

 今月は,突出したもの,がっかりしたものは,ありませ
んでした。しいてあげればですが,チェロの音がクリアー
です。録音が良いのか,もともとそういう音色なのかは,
わかりませんが,こもりがちになりやすいチェロが気持ち
よく聞けました。
 

レコード芸術の録音評90点by若林
「...ピアノは距離感は近めであるが,チェロの音は明確で,
中低音域もしっかりとらえられている。(以下略)」

だそうです。
 

今月の???な録音

トラック27
ベートーヴェン:交響曲第7番〜第4楽章曲冒頭
金 聖響指揮オーケストラ・アンサンブル金沢
 <録音:2003年2月>[WC  WPCS11684]
 

 トラック26のベト2といい,優秀録音にあげても良い
のかも知れませんが,ティンパニが変な音です。もとも
とそういう音なのかも知れません。ティンパニといっても
いろいろな種類があるようですし,バチ?も何種類もあ
るようです。昔のカラヤンの,ティンパニ強打系の録音
を思い出してしまいました。マイクが近過ぎ?
 
 

レコード芸術の録音評90点by石田氏
「解像力が高く,なかなか明瞭でこざっぱりとし
た響きを聞かせる。(以下略)」

だそうです。
 

今月のその他諸々

トラック10
ドラティ指揮ニュー・フィルハーモニア管の新世界,1967年のアナ
ログ録音ですが,めりはりがあり,しかもクリアーです。

トラック15
ショルティ指揮シカゴ響のファウストの劫罰ですが,声楽がリアルです。

トラック18
コバケン指揮チェコフィルのブル7ですが,弦楽器が美しいです。

トラック22〜23
アファナシエフ(p)スダーン指揮ザルツブルク・モー管のベトpコン5&3
ですが,力のある音です。ってか,先月収録した分の残りが収録されて
います。販売会社と出版社との力関係?(ーεー)ボソッ

トラック30
クチャル指揮ウクライナ国立管のチャイコ雪娘という曲ですが,低音ダン
ピング効いています。
 
 
 

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