2003年6月号

定価1250円(本体1190円)

音楽の友,ステレオなどでおなじみの,
(株)音楽之友社発行

今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。

 27曲収録,59分52秒

販売会社内訳は,

・オクタヴィア・レコード
  2曲
・BMGファンハウス
  5曲
・ワーナー・ミュージック・ジャパン
  3曲
・キングレコード
  1曲
・ソニーミュージックジャパンインターナショナル
  1曲
・東芝EMI
  2曲
・コロムビア ミュージック エンタテイメント
  1曲
・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン,
    デッカ,フィリップス
  9曲
・カメラータ・トウキョウ
  1曲
・フォンテック
  1曲
・アイヴィー
  1曲

です。録音方式内訳は,

デジタル録音19曲,
ステレオ(アナログマスター)4曲,
モノラル(当然,同上?)4曲

 という,威容を誇っています。
 
 

今月のHanszackの推薦

トラック13
ブラームス:2台のピアノのためのソナタ〜第1楽章冒頭
(アルゲリッチ/ライブ・フロム・ルガーノ・フェスティバル-1)
 マルタ・アルゲリッチ,リリア・ジルベルシュテイン(p)
 <録音:2002年7,8月(ライヴ)>[EMI  TOCE55560]
 

 悪評高い?クラッシック初のCCCD(コピーガードCD)
です。お店で確認したら,ちゃんと注意書が書いてあり
ました。でも,レコ芸の付録はCDのマークが書いてあり
ますので,CD規格でしょう。付録の音はスケールが大
きく,低音の迫力ある音です。正規盤より音が良い?
 
 

レコード芸術の録音評87点by相澤氏
「ライヴ録音の制約のためか,音の物理的条件は
ごく普通の水準に止まるが,楽器間のバランスや
音色などに大きな不都合はなく,ノイズなど鑑賞上
の問題点も目立たない。(以下略)」

だそうです。
 

今月の???な録音

トラック2
ヘンデル:〈〈水上の音楽〉〉組曲第1番
 コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
 <録音:1997年7月,1998年1月>[Exton  OVCL00108]
 

 どうも小生の装置と耳は,古楽器と相性が悪いよう
です。おもちゃのようなラッパ,ノンビブラートの高弦,
すべて腹が立ちます。お金出してまで聞くものでしょう
か?学術的意味は別として,せっかくの癒し系バロッ
ク音楽で癒されません。音は乾いていて,本当に野外
の水上で録音したのでしょうか?(ーεー)ボソッ
 

レコード芸術の録音評87点by石田氏
「小気味の良い明快な響きを伴っている。広がり
感,奥行き感などかなり大きな空間を感じさせる
が,センター定位は少々窮屈。(以下略)」

だそうです。
 

今月のその他諸々

トラック1
アシュケナージ&フィルハーモニアのチャイ6ですが,高弦が
きれいです。

ラック14
ドミンゴ&ヴィオッティ&ミュンヘン放送交響楽団のジョコンダ
ですが,声がリアルです。

ラック15
インバル&フランクフルト放送交響楽団のブラ4ですが,高弦
が美しく,金管などもリアルです。

トラック18
フローレス&ムーティ&ミラノ・G・ヴェルディ交響楽団の愛の妙薬
ですが,声がリアルです。

トラック19
クーベリック&シカゴ交響楽団の新世界,1951年のモノラル録音で
すが,音質良好です。

トラック23
ドラティ&ロンドン交響楽団のマイスタージンガー第1幕前奏曲
ですが,残響がきれいです。
 
 
 

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