2003年2月号
定価1250円(本体1190円)
音楽の友,ステレオなどでおなじみの, (株)音楽之友社
今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。
32曲収録,68分11秒
販売会社内訳は,
・東芝EMI 3曲 ・コロムビア ミュージック エンタテイメント 2曲 ・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン, デッカ,フィリップス 9曲 ・BMGファンハウス 4曲 ・ワーナー・ミュージック・ジャパン 6曲 ・キングレコード 3曲 ・オクタヴィア・レコード 3曲 ・カメラータ・トウキョウ 1曲 ・アイヴィー 1曲
です。録音方式内訳は,
デジタル録音21曲, ステレオ(アナログマスター)10曲, モノラル(当然,同上?)1曲
という,威容を誇っています。
今月のHanszackの推薦
トラック7 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲〜第3楽章冒頭 イリヤ・グリンゴルツ(vn)イツァーク・パールマン指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 <録音:2001年1月>[グラモフォン D UCCG1138]
今月はどれも良い録音で,突出したもの,がっ かりしたものはありませんが,この録音はティンパ ニが「ドン」ではなく,「バン」と弾けるようで,それだ け聞く録音です。独奏ヴァイオリンは,先月のレー ピン(vn)ゲルギエフ組の録音よりはるかに高音が 良いですが,ごく普通と思います。
レコード芸術の録音評90点by若林氏 「オーケストラは,ひろがり感は十分であるが, あまり奥行き感もなく,音の融けあいも乏しい。」
だそうです。
今月の???な録音
トラック4 トラディショナル:アメイジング・グレイス 冒頭 (「祈り」より) 鮫島有美子(S)三宅一徳(syn) <録音:2002年5,6月>[デンオン D COCQ83622]
鮫島さんはソプラノとのことですが,通常の?ソプラノ より,声が低くこもったように聞こえます。曲の音域が低 いのか,録音のせいか,もともとそういう声なのか,生の 演奏聞いたことないのでわかりません。多分,録音が通 常のクラッシックの方法ではなく,ポップス調に,オンマイ クで録っているせいではないでしょうか,レコ芸の録音評 にマルチマイクと書いていますし。J−CLASSICとして楽 しむものなのでしょう。低音もブースとしていますが,何の 楽器かわかりません。synってシンセサイザー?レコ芸に も,使用楽器を詳しく書いてほしいものです。
レコード芸術の録音評90点by神崎氏 「ソプラノの歌も楽器もすべてオンで捉えたいわばマルチ・ マイク録音であり,...」
今月のその他諸々
トラック19 斎藤雅広のリスト:ラ・カンパネッラですが,高音部のトリル が金属打楽器的に,良く捉えられています。相当オンマイ ク?…(´д⊂
トラック20 マイケル・ダウス(vn)オーケストラ・アンサンブル金沢に よる<こうもり>序曲ですが,ティンパニなど,低音楽器 がリアルです。
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