2003年8月号

定価1250円(本体1190円)

音楽の友,ステレオなどでおなじみの,
(株)音楽之友社発行

今月号の付録CDの概要は,以下のとおりです。

 27曲収録,66分47秒

販売会社内訳は,

・コロムビア ミュージック エンタテイメント
  3曲
・ユニバーサル ミュージック/ドイツ・グラモフォン,
    デッカ,フィリップス
  6曲
・オクタヴィア・レコード
  3曲
・BMGファンハウス
  4曲
・ワーナー・ミュージック・ジャパン
  3曲
・ソニーミュージックジャパンインターナショナル
  1曲
・東芝EMI
  3曲
・カメラータ・トウキョウ
  2曲
・フォンテック
  1曲
・アイヴィー
  1曲

です。録音方式内訳は,

デジタル録音22曲,
ステレオ(アナログマスター)1曲,
モノラル(当然,同上?)4曲

 という,威容を誇っています。
 
 

今月のHanszackの推薦

トラック7
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番〜第1曲冒頭
 イリア・グリンゴルツ(vn)
 <録音:2002年11月>[G  UCCG1159]
 

 今月は,バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティ
ータが2曲ありましたので,対決として好みのほうを上げ
てみました。ヴァイオリンの音が,リアルというか,自分
好みの音色です。元が良いのか,録音が良いのか,分か
りませんが,その両方かも知れません。基音と倍音のバ
ランスが絶妙という感じがします。
 
 

レコード芸術の録音評90点by若林
「...響きもひかえめな,それでいてうるおいのない音でもない
音づくりであるが,特徴はない音ではなく,細かい音の変化もつ
ぶさにとらえている。(以下略)」

だそうです。
 

今月の???な録音

トラック10
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第2曲冒頭
久保田 巧(vn)
 <録音:2002年3月>[Exton  OVCL00119]
 

 特に悪いわけではありませんが,前者と比較して平凡
かなと。自然にとらえた良い音だと思いますが,若干,
単調に感じられました。小生もvnちょっとやるもので,自
宅でワンポイントステレオマイクでカセットテープに録音
したことがありますが,デッドでまるい音になり,それに
近い感じがします(楽器も腕も録音器材も雲泥の差があ
りますが)。
 
 

レコード芸術の録音評90〜93点by三井氏
「...やや近接したマイクで収録されたためか,
輪郭のほぼはっきりした音像が目の前に近め
に広がる。(以下略)」

だそうです。
 

今月のその他諸々

トラック6
ミンコフスキ指揮ルーブル宮音楽隊の幻想交響曲ですが,低音が
良いです。

トラック9
ナイダ・コール(p)のラヴェル水の戯れですが,クリアーな音です。

トラック11
ワールト指揮オランダ放フィルのラフマニノフ交響的舞曲ですが,ティ
ンパニが良いです。

トラック15
アファナシエフ(p)スダーン指揮ザルツブルク・モー管のベートーヴェン
皇帝ですが,低音が良いです。

トラック22
ハンプソン(Br)プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル管のカルメンです
が,合唱がリアルです。

トラック27
ティントナー指揮シンフォニー・ノヴァ・スコシアのモーツァルト40番ですが,
vn群の音圧感,低音とも良好です。
 

いつも書いてて思うのですが,オケの名前長過ぎ。どうにかしてちょ(ーεー)ボソッ
 

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