コンサート報告
生の音は,どうなんだ
有料コンサート結果報告
 
随分,遅いアップとなりました(゚ε゚)キニシナイ!!
最近,ワーグナーネタが多くて恐縮です。
7月28日のBプロに行きました。

二期会創立50周年記念公演

 リャルト・ワーグナー
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
 全3幕
 
 指揮  クラウス・ペーター・フロール
 演出  クルト・ホレス
 
 ハンス・ザックス−−−−−−−黒田 博
 ファイト・ポーグナー−−−−−長谷川 顕
 ジクトュス・ベックメッサー−−−萩原 潤
 ヴァルター・フォン・シュトルツィング−田中 誠
 フリッツ・コートナー−−−−−青戸 知
 ダーフィット−−−−−−−−小貫 岩夫
 エーファ−−−−−−−−−−林 正子
 マクダレーネ−−−−−−−−堪山 貫子
 夜警−−−−−−−−−−−甲斐 英次郎
 クンツ・フォーゲルゲザンク−−二階谷 悠介
 コンラート・ナハティガル−−−北村 哲郎
 バルタザール・ツォルン−−−片寄 純也
 ウルリヒ・アイスリンガー−−−岡本 泰寛
 アウグスティン・もーザー−−−高橋 淳
 ヘルマン・オルテル−−−−−境 信博
 ハンス・シュバルツ−−−−−畠山 茂
 ハンス・フォルツ−−−−−−宇野 徹哉

合唱 二期会合唱団
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
 

平成14年7月28日(日) 13:00開演

東京文化会館大ホール
 

Hanszackメモ

・楽器編成
第1ヴァイオリン14
第2ヴァイオリン12
(両翼配置)
ヴィオラ10
チェロ8
コントラバス6(中央奥舞台下)

なお,ワーグナーの指定本数はなし。

木管,ハープは左端
打楽器は奥,金管は右端

左端に小さいハープのようなものがあり,近接して
マイクが設置されていました。多分,ベックメッサー
のリュート用でしょう。
 

・その他諸々
東京文化会館のオーケストラピットは,常設というか良くできて
います。客席側転落防止は,表面が御影石風で(本物?),
たたいてもびくともしません。また,舞台下にも,ピットが入って
いるので,広いです。
東京フィルは,女性比率が高いです。弦楽パートは,第1ヴァイ
オリンで,男性3名,第2も男性3名,となっています。この辺が
音質にどう影響するか,楽しみです。人間の体は吸音材?
あと,マイクは指揮者の両脇に,小型のものが設置されていま
した。
 


 


1.第1幕

 1階18列24番,まん中やや右寄りの席でし
た。薄い幕が張られていて,キリストの絵が投
射されていました。上段にマイスター達の会議
席のようなものがありました。
 音質は,低音が豊かで,NHKホールより断然
良かったです。神奈川県民ホールよりいいかも
知れません。弦楽器,予想通り良かったです。
 

 
 
2.第2幕

 ここはやはり,ベックメッサーとザックス
との掛け合いが面白いです。靴をバッカン
バッカンひっぱたいて,リズミカルで,会場
から笑いがもれました。
 大げんかのシーンは,合唱が合わせるの
が,とても難しい部分ですが,うまくやってい
ました。
 


3.第3幕

 マイスター達の入場の場面では,舞台
両袖にトランペットと太鼓が並んで,盛大
な音でした。DVDなどで聞いていると,こ
の部分で音がずれる理由が分かりました。
10何年前,バイエルン国立歌劇場の来日
公演で見ているのに,気がつきませんでし
た。
 マイスター達は会場から入場して来まし
た。私の前を,ベックメッサーが通って行
きました。会場から拍手が起きると,あれ
程盛大だったオケ+ラッパ達の音がかき
消されました。拍手の音圧ってすごいので
すね。まあ,前後左右,自分も近接距離で
音出しているのですから,当たり前?
 カーテンコールで,林正子さん,よろけて
いました。慣れて無いのかな?
 
 

4.音質

 やはり,東京文化会館は,器が小さいし,
オケピットもしっかりしていて音がいいです。
低音がしっかり出ていて,高音も美しいです。
 声楽ですが,若干,音量不足か?
これは,会場の音響特性,座席位置も関連
するので,一概には言えません。一応,神奈
川県民ホールで聞いた,ベルリン国立歌劇
場の「ニーベルングの指環」の記憶と比較し
ての感想ですが。今回,全員,日本人で,
ある掲示板が荒れて,閉鎖になったのは,
残念です。歌う機会が圧倒的に少ないのが,
かわいそうです。慣れればすごい人もいると
思います。どうせなら,指揮者も演出も全部
国産で,やってほしいです。十分いけます。
ルックスはともかく(失礼)音は世界の一流と
比べて,それほど離れていないのでは?

 帰りに,東京文化会館で,指揮棒を購入
しました。意味ないけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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