イヴェント速報
ひま人?は行く,ただで聞けるイヴェント
その他
 パイプオルガン プロムナード・コンサート
 

平成14年1月25日(金)

神奈川県民ホール 小ホール
 


 


1.プログラム
 オルガンは巨大で,楽器というより建築物のようです。オーディオ
マニアが一度は再生限界に挑戦する,オルガンの重低音を,タダ
で聞けるのは,ありがたいです。しかし,無料というだけあって,途
中入退場,乳幼児の同伴OKで,SN比は悪いですし,演奏者も集
中が大変でしょう。

 
 


2.演奏者プロフィール
 今回は,明石 京子さんでした。前から3列め中央やや右寄り
で聞きました。金色っぽい衣装で登場。助手の人は楽譜めくりだ
けでなく,演奏中にストップをガタン・ゴトン,と操作していました。
演奏会というより,教会で仕事に打ち込む,という感じです。聴衆
に背を向けて,木に囲まれた演奏台に向かって,もくもくと仕事し
ている聖職者のようです。
 
 


3.演奏曲目と解説
 1曲めはまさしく教会オルガンといった感じで,高音主体のきつ
い音です。昔,DENONがPCM録音を始めたとき,オルガンのレ
コードが真っ先に出たような記憶がありますが,高音がきつく,歪
みっぽいと思いましたが,本物もそうでした。3曲めのバッハのコ
ラールは,あわい音色のコラールですが,ここでペダル全開,?
フィート管?からぶるぶる低音が出ます。大型ダンプカーの排気
音を遠くで聞いているような感じで,背中と胸空があんま機でマッ
サージされているような心地よさです(←ちょっとおおげさ)。家に
帰って,長岡鉄男氏推薦の,リリングのバッハ:教会歴によるオ
ルガン・コラール集を聞きましたが,まるでペダルの音が出てい
なくて,愕然としました。オルガンも管楽器ですから,いろいろ劣
化するのでしょう,25年ぶりの修復をするそうです。修復後の音
を聞きに行ってみたいと思います。管楽器で思い出しましたが,
ベルリン国立歌劇場のringを聞いて,管楽器がトレモロのように
ぶるぶる,ふゅるふゅるいう箇所がありました。水滴が内部にた
まっているのでしょうか?よくホルン奏者などが,休符のところで
フッと吹いているのを見ます。実は,バレンボイムの「くるみ割り
人形」のDVDを聞いていて,一部,フルートがトレモロ状態にな
っていて,ディスクの不良と思っていましたが,ひょっとすると内
部に水滴が入っていたのかも知れません。オルガンは,内部に
水滴などたまらないのでしょうか?...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

オーディオトップもどる